ネズミモチの実
2015/01/09 Fri. 22:31 | 未分類 |
高取山の帰り道、、
やっぱり、あのネズミモチの実は、あの日と同じ鈴なりだった。
あの日、ネズミモチの実を袋いっぱいに詰めて、実家に寄り
果実酒にしてくれるかと、母に頼んだ。
あれはまるで、昨日のことのようだと思う。
その数週間後、阪神淡路大震災が起きた。
神戸の実家は、限りなく全壊に近い半壊だったが、
幸い、両親とも無事、
あの果実酒はどうなった?
だいぶしてから、母にそう訊いたと思う。
無事よ、床下収納庫に入れててん、ハハ、取りに来る?
そうか、その時はもう、取りに行ける状態だったんだ。
あれから20年。
実家は新しくなり、実家の周囲も、神戸の街も、
もう、何もかもが新しくなったけど、、
その分、親は年老いて、足腰も弱り、いよいよ介護が必要になった。
年の経つのははやいもの
だけど、ネズミモチは未だ健在で、
あの日と同じく、しな垂れるほど、たわわに実を付けている、、
あんたは強いなぁ、、、
と、ひとりごちて、私はネズミモチの木を見上げた。
やっぱり、あのネズミモチの実は、あの日と同じ鈴なりだった。
あの日、ネズミモチの実を袋いっぱいに詰めて、実家に寄り
果実酒にしてくれるかと、母に頼んだ。
あれはまるで、昨日のことのようだと思う。
その数週間後、阪神淡路大震災が起きた。
神戸の実家は、限りなく全壊に近い半壊だったが、
幸い、両親とも無事、
あの果実酒はどうなった?
だいぶしてから、母にそう訊いたと思う。
無事よ、床下収納庫に入れててん、ハハ、取りに来る?
そうか、その時はもう、取りに行ける状態だったんだ。
あれから20年。
実家は新しくなり、実家の周囲も、神戸の街も、
もう、何もかもが新しくなったけど、、
その分、親は年老いて、足腰も弱り、いよいよ介護が必要になった。
年の経つのははやいもの
だけど、ネズミモチは未だ健在で、
あの日と同じく、しな垂れるほど、たわわに実を付けている、、
あんたは強いなぁ、、、
と、ひとりごちて、私はネズミモチの木を見上げた。
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